古本屋のマラソン日誌

古本屋として働きながら、息抜きに走ってます!

図書館で衝撃の事実を知る

この前の日曜日、県立中央図書館へ行きました。

f:id:furuhon-ya:20260330072337j:image

儀平のことで、気になることがあったので、調べてみようと思いました。それは、儀平の戸籍上の死亡日時についての以下の記述です。

大正拾四年九月弐拾四日頃君津郡金田村中島死亡 戸主○○届出同年拾月弐拾日受付

死亡日が「九月弐拾四日頃」とあります。頃?っていう表現が引っかかりました。なんで、24日なんだ?と。それに死亡日から死亡届が出るまでに1カ月近く空いているのも変だなと。

考えられるのは、誰にも看取られずに亡くなり、後から遺体で発見されて、死亡推定日が付けられたということ。つまり、何らかの事件か事故で亡くなったのではないか?ということでした。それなら、もしかすると何か新聞の記事になっているのではないかと思ったわけです。

 

で、図書館のマイクロフィルムで調べていたら、果たしてその記事を見つけました。房総日日新聞、大正14年10月3日の記事。

f:id:furuhon-ya:20260330073816j:image

霊岸島*1-鴨川間定期航行の外房汽船株式会社所有汽船揚洋丸が三日午後鴨川に向かって横浜沖合約三ケ里の箇所航行中八時十分頃乗船して居た二十七歳位一見百姓体の青年が突然身を踊らして後部甲板から投身した。同船は直ちに非常停船して付近一帯を隈なく捜査したが、死体不明。遺品は封筒十枚及び日本橋劇場のビラ一枚があり裏に千葉県下下総国生浜村○○義平と記してあったので乗船名簿につけた東京市小石川区小日向町一三へ照会するとともに千葉署では身元調査中であるが、原因は病気を悲観してらしい。

な、なんと、投身自殺とは….。

死亡場所が木更津の中島というのは、横浜沖から漂流して、遺体がそこに打ち上げられたということでしょうか。遺品の封筒10枚というのは、遺書だったのでしょうか…。

まさかの結末に、衝撃を受けました。

この知らせを受けてから曽祖父はどんな気持ちで木更津へ向かったのでしょうか。彼の心中を察するのは余りにも辛いことです。

*1:東京都中央区の隅田川河口に位置する現在の「新川(1・2丁目)」エリアの旧称