古本屋のマラソン日誌

古本屋として働きながら、息抜きに走ってます!

ランニングをはじめたきっかけ

先週の土曜日から今週のはじめにかけて、仕事の方で大きなイベントがあり、連日店を離れ、そっちの方に付きっ切りだった。


古本屋業界は、6月が年度末となる。今期(昨年の7月から今年の6月まで)は、古書会館で開かれている市場の役員を二つ兼務していたが、思い起こせば、初めは結構疲れたのを覚えている。


古本屋というと、一般のイメージでは、日がな一日本を読みながら店番という印象を持つ方もいるかもしれないが、実際は結構ハードワークである(笑)。


なにしろ本は重いし、日々それを運び、動かすのが仕事だからだ。買い取りの依頼があれば、お客さんのお宅や研究室に伺って、大量の本を運び出す。古本屋になる前は新刊書店で働いていたが、その時も体力勝負だったのは覚えている。


ランニングを始めたきっかけは、その役員をやって、自分の体力が落ちたのを実感して、体力をつけるために走ろうと思ったことだった。走り始めたら、意外にも走ることに魅力され、のめり込んでいってしまった。


そういえば、先日こういう番組があったようだ。

www.nhk.or.jp



男性の場合、会社、家庭以外の第三の居場所として、スポーツにのめりこむという見方もされているが、自分の場合は、ただ単に体を動かし、汗をかくのが好きだというシンプルな部分が大きい。全身を使い、自分の中の力を出し切る、四十も過ぎるとそんなことをする機会はなかなかなくなってくる。それと、ランニングを習慣にしてから、言葉ではうまく言い表わせないが、自分の中の、何か、ちょっとしたことが少し変わった気がする。それはちょっとした考え方とか些細なことだが、身心ともに自分が変わっていくのが分かるというのも面白いところかとは思う。